2016年 04月 27日

青蓮荘の菜園ができました!

青蓮荘では、大阪市の緑化運動に参加して、2月中旬にたくさんの花の苗を植えました。後日、その花壇を見たご家族が『お花がたくさん植えてあるので、お野菜も植えてもいいですか?』と職員に声をかけて下さいました。『たくさん植える場所がありますよ!』とお応えすると、早速、キャベツ・アスナロ・ガザニア・ジャガイモ等の花や野菜の苗と、肥料になる籾殻も持ってきて下さり、ご利用者とご家族で畑を作って下さいました。
その日はお天気も良く絶好の畑作り日和!ご利用者・ご家族・職員一緒に土を耕し、肥料を入れて苗を植えました。花壇に続いて青蓮荘の菜園も綺麗に出来上がりました。

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その日の午後、面会に来られたご家族の皆様も菜園を見て話も弾まれ、皆さんで、「園芸部」を作られることになりました。朝、ご利用者が水やりをし、午後3時ごろからご家族が来られて、花壇や畑の手入れをされています。ご家族同士の交流も今後ますます深まりそうですね。ご家族も青蓮荘「園芸部」の活動に来るのを楽しみにして下さっています。春の嬉しいお話でした。

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投稿者 hcgblog : 18:21 | コメント (0) | ハートケアグループのサイトへ

2016年 04月 22日

ハートケアグループ 行動規範に関わる研修会 ―認知症の理解を深める―

平成28年3月25日(金)パープルホール別館にてNPO法人ケア・ユニゾンが主催する「認知症の理解を深める研修会」が開催されました。
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今年度は、関西福祉科学大学准教授 横井賀津志先生が認知症の方の心境および行動を脳から紐解いて、認知症の方への対応やリハビリテーション方法などを分かりやすく説明して下さいました。

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毎年、ハートケアグループでは全営業所(職員)に必修研修として認知症をテーマに研修会を提供していますが、今年は介護職・看護職・療法士・事務職など53名の職員が参加し、たくさんの意見と感想を頂きました。参加者からの感想を少しですが紹介致します。

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【看護職】
認知症にも様々なタイプがありますが、それだけではなく、その人に関わる活動が行動に表れることも多いと思いました。活動や活動する意味合いについて、もっと理解することが出来たら、
よりよい支援が出来るのではないかと感じました。

【介護職】
一つ一つの事例から、その人の過去の生活を知り、その人にとって何が大事なのかを知ることで、その人に合わせたケアが出来ると分かり、大変参考になりました。
また認知症の種類を知り、それに合う様に我々が動いていくことがとても大事なのだと改めて感じました。

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【事務職】
家族が脳梗塞から認知症になり、認知症の方はどういう気持ちでいるのか、どうしてもらいたいのか、など認知症のことを少しでも知りたいという思いでこの研修会に参加しました。

認知症の方を理解するには、その方が今まで生きてきた上で、何に元気をもらってきたのか、何をすることで心機一転できたのか、何に偉大さを感じたのか、何をどうすることでリズムが整っていたのか、何が心地よかったのか、など本人にとってどのような作業を大切にしてきたのかを理解することが大事なのだと知りました。その方が自分らしさを感じ、生きていると実感できる活動(その方が大切にしてきた自分にとっての意味合いの強い活動)を理解することができれば、その方に本当の意味で寄り添うことができるようになるのだと思いました。認知症を発症後もその人らしさを保つためには、その人が大切にしてきた意味合いの強い活動を行うことが大切で、それはまた認知症の予防にも効果が期待されているそうです。

『物忘れ』についてですが、「生理的な物忘れ」と「認知症の物忘れ」は違い、何を食べたかは忘れてもご飯を食べたという事実は覚えているのが「生理的な物忘れ」で、何を食べたかだけではなくご飯を食べたという事実も忘れるのが「認知症の物忘れ」という事です。認知症の方も話し言葉のやり取りはできるのですが、直後にでもその記憶が消え去り同じことを何回も繰り返し話します。それでも初めて聞いたという対応をしてあげることが大切なのだそうです。
そして、認知症の方は、名詞は覚えられないけれども、その時味わった感情(形容詞)は覚えているのだそうです。自分が関わった時その相手にどんな形容詞が残ったかを考えると、次の関わりが変わってくると、先生はおっしゃっていました。この言葉が強く私の心に残っています。

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ハートケアグループでは、今後も認知症の理解を深める活動を続けていきます。

投稿者 hcgblog : 12:28 | コメント (0) | ハートケアグループのサイトへ

2016年 04月 8日

海外福祉事情・調査研修 ~福祉先進国デンマーク・フィンランドの高齢者ケア施策比較研修~

ハートケアグループでは、毎年、大阪府地域福祉推進財団(愛称ファイン財団)の主催する『"エイジレス社会"海外福祉事情・調査研修』に参加しています。
昨年は、11日8日(日)~11月14日(土)にかけて、『福祉先進国デンマーク・フィンランドの高齢者ケア施策比較研修』に当社職員 紙屋、小谷、徳永、福井が参加しました。

1日目
関空からヘルシンキ・ヴァンター空港を経て、コペンハーゲン・カストラップ空港に到着。この日はホテル到着後、市内を散策しました。

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写真 
左上:デンマーク最大のデパート『マガシン』
左下:ニューハウンの街並み(アンデルセンも愛した港町でカラフルな建物が並んでいる)
右上:アマリエンボー宮殿 衛兵の交代式
右下:神話をモチーフとしたゲフィオンの噴水

2日目
デンマーク南東部の都市ネストヴェ市を訪問しました。ネストヴェ市は、高齢者福祉、障害者福祉、保育、教育、環境などあらゆる市民サービスに力を入れて発展してきた都市で、多くの視察団が訪問されています。
午前中は市役所にて福祉政策についてのレクチャーを受けました。

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ネストヴェ市役所

北欧諸国では、『ユニバーサル(普遍性)』という福祉理念のもと、社会福祉や保健サービスは誰でも公平に提供されるのが原則で、その財源も全て税金で賄われています(ちなみに税金は、収入の45%程度)。けれども少子高齢化による財源不足はどの国でも起きているようです。
また、地方分権化が進んでいるのもデンマークの福祉政策の特徴で、仕組み作りは国が担当。実際のサービスの実施(運用)等は、州や市町村に委ねられているとのことで、ご利用者のニーズに応じて、市の判断により実際のサービスの内容が決められ提供されており、日本でのケアマネジャー的役割を担っているようです。また、全国民にGP(家庭医・かかりつけ医)が配置されていたり、市の職員は部署に関係なく、高齢者・認知症関連の研修を受けており、認知症の方に優しい街づくりを目指しているとのことで、福祉先進国という印象通り、手厚い福祉政策であると感じました。

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市庁舎内の議場でレクチャーを受けました

午後からは、ケア付き高齢者住宅『シンフォニー』を訪問・見学しました。

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『シンフォニー』は、認知症ケアを特徴とし、認知症コーディネーターと呼ばれる専門職スタッフも勤務しています。施設では、入居者の個人史を尊重した生活を目指しており、入居が決まると、ご利用者の現在の生活を再現できるよう、認知症コーディネーターが家庭訪問を行ったり、入居後一週間以内に面談し、要望、期待する事を聞き取ったりされています。(その後ケアプランへ)。

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実際にお住まいのご利用者の一室。家具など自宅の物を使用して、まるで本当のご自宅の一室のよう・・・

施設運営では、入居者協議会や家族会の意見なども取り入れられているということで、ご利用者の意向をできる限り尊重し、大切にされた施設である印象を強く受けました。
他には、外出イベントも豊富で、希望者にはキャンプも行われる等、認知症の方であっても個人の行動はできる限り尊重されているようです。(外出時はGPSをつけていただき、足跡をたどられています。)

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また、自室で不穏になられるご利用者に、不安な気持ちを和らげていただけるような神秘的な共用スペースも用意されていて(写真下)、ふわふわで波のような特徴のある天井や中に蛍光色をちりばめているような透明の美しい筒状ケース。一見普通に見えるベッドも実は横になると振動が感じられる特殊なベッドだそうで、このスペースにセットされているものには全てに意味があるそうです。視覚、触角、聴覚など人間の感覚に刺激を与えることができ、ご利用者のメンタル面に働きかける独特のスペースでした。

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3日目
3日目は、コペンハーゲン北西10キロにある老人ホーム『ボンデルップガード ナーシングセンター』を訪問。スタッフの説明を受けながら施設内を案内していただきました。

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 比較的軽度で、自立の方対象のホームのようで、アクティビティセンター(日本のデイサービスに該当するもの)を併設しており、日本のデイサービスと同じように、パソコンや脳トレ・手芸・工作・イベントや筋力トレーニングなどをされていて、活動の様子も見学させていただきました。また、アクティビティーセンタ?は、地域住民(65歳以上の方)も会員制にて利用でき、地域住民の方にも様々なカリキュラムを提供されています。

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中庭には植物がたくさん植えられており、緑豊かで、アニマルセラピーとして施設内では犬・ウサギ・ニワトリ・オウム等たくさんの動物を飼われていて、ご利用者も可愛がられていました。

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4日目・5日目
4日目には、コペンハーゲン(デンマーク)からフィンランドのヘルシンキに向けて出発。
午後からフィンランド社会保険庁事務所(ケラ)にて、フィンランドの社会保障について研修を受け、5日目には『プオティラ老人施設』を見学しました。

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フィンランド社会保険庁(ケラ

フィンランドの『プオティラ老人施設』でも、「在宅時と同じ生活を」をコンセプトに、アットホームな暮らしの提供を心掛けておられました。フィンランドのお国柄が感じ取れた光景としては、施設の各フロアにサウナが設置され、希望されるほぼすべての方がそのサウナを利用できるということがありました。まさに、施設であっても「在宅時と同じ生活を」楽しむことができ、サウナが有名なフィンランドならではの様子を見せていただくことができました。
またフィンランドの福祉政策の傾向として、在宅重視で施設は減ってきていることや、北欧全般の考え方として、総合病院では慢性疾患や療養的な入院、胃ろうなど、延命治療はあまり行われず、ありのままを受け入れる傾向にあるそうです。そうした背景によるものか『プオティラ老人施設』でも、入居者が使用している薬の見直しを行い(2011年)、服薬を最低限の内容に変更する試みをされたそうで(睡眠薬や精神安定剤等は使わない等)、それにより、副作用の影響が少なくなり、入居者が健康(元気)になったと言われていました。そして、職員にも薬についての知識・研修を行われているそうです。

プオティラ老人施設
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サウナ

6日目
6日目午前中は、ヘルシンキを自由行動。白い大聖堂等、ヘルシンキの素敵な建築物や彫刻、街並み等しばしの観光も満喫することができました。

ウスペンスキー寺院           北欧最大のデパートストックマン

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ヘルシンキ大聖堂

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今回、デンマーク・フィンランドの北欧2カ国の訪問で、北欧諸国の施設では、ご利用者の尊厳を最大限に尊重されている様子をうかがうことができました。また同時に、入居者各室の天井には天井走行型リフトを設置できるようにレールが引かれていたり、椅子の脚にキャスターを取りつけ、ご利用者の移動の際に、介護職員の負担軽減を工夫されていたり、施設の管理者や市役所・社会保険庁の職員の方々が介護職員の身体をとても大切にされている事も印象深く感じました。
7日間の短い期間でしたが、高齢者・障害者に優しい北欧での貴重な経験を、今後、それぞれの業務での参考にし、生かしていきたいと思います。

投稿者 hcgblog : 10:05 | コメント (0) | ハートケアグループのサイトへ

2016年 04月 7日

青蓮荘のお花畑  ~大阪市の緑化運動に参加して~

昨年の11月、大阪市の土木課より『緑化運動に参加しませんか?』との声をかけて頂き、すぐに参加希望の申し込みをさせて頂きました。
手続きが3ヶ月程かかりましたが、2月の中旬に、マーガレット、カランコエ、ゼラニウムのお花の苗を240株と土(5袋)肥料(3袋)を頂きました。

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青蓮荘の花壇が痩せている為、市職員さんからの指導を受けながら、肥料と土を混ぜて土作りから始めました。ご利用者にも毎日少しずつ手伝って頂き、通りがかりの方から「何を植えるの?ボチボチやりや」との温かい声もかけていただきながら、1週間程かかってやっと花壇の土を耕せました。

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日曜日の午後から、ご利用者と職員で花壇の4カ所に花の苗を植え始めました。
どこに何を植えるのかで悩み、一度植えては、植え替えもしたりと、夕方までかかりました。散歩中の方が『綺麗ね。散歩の楽しみが出来たわ!』と声をかけて下さったので、職員も「足湯もありますので、立ち寄ってくださいね」とお声かけさせて頂いたり、ご利用者もお花の名前を聞かれると答えられたり、入れ替わり交代でお話されていました。

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職員もご利用者も悩んだ甲斐あって、完成したお花畑は、とっても素敵に出来上がり、デイルームから見るとお花は一段と輝いて見えました。お手伝いして頂いたご利用者も夜はぐっすり眠れたとの事。とっても楽しい一日になりました。

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 翌日の朝、お花を見ながら食べる朝食はとても贅沢だとご利用者の皆様にも大好評でした。
そして、ご利用者の腰は大丈夫でしたが、職員の腰はガタガタでした(笑)。年の功でしょうか?ご利用者の皆様は、さすがです。
 青蓮荘では、大阪市の緑化運動を今後も続けていきたいと思っています。

投稿者 hcgblog : 14:38 | コメント (0) | ハートケアグループのサイトへ